夏季、冬季のオリンピックが一年おきにに行われたこの数年、ジュニアアスリートへの注目も集まっていますね。
このなんとなく使っている「ジュニアアスリート」や「ジュニアスポーツ」という言葉。
スポーツに取り組む子どもに持つ親でありながら、恥ずかしくも理解していなかったのでGoogle先生でググってみました。しかし、はっきりとした定義は出てこないんですよね。困った。。。
そこで今回、ジュニアアスリートについて概要をまとめてみました。さらにジュニア期の発達度合いについても調べたので、参考にしていただければと思います。
本日のトピック
・ジュニアアスリートとは、19歳の3月生まれまでのスポーツに一生懸命取り組んでいるジュニア選手のこと
・ジュニアアスリートの発達は年齢によって違うので、適したトレーニングが大切
ジュニアアスリートとは?
「ジュニア」を表す年齢区分は各スポーツの国際大会で定められている対象年齢、つまり18歳以下を指します。
日本でいう「高校生以下」という認識で良いかというと、そうではありません。国際大会においての区切りが1月1日になるために、19歳の早生まれも18歳以下に当てはまり、ジュニアと定義されます。
アスリートという言葉は「スポーツや、他の身体運動に習熟している人」という意味があるため、ジュニアスリートという言葉にはプロになるために一生懸命にスポーツに取り組んでいるジュニア選手という意味合いを含みそうです。
つまり、
ジュニアアスリートとは、19歳の3月生まれまでのスポーツに一生懸命取り組んでいるジュニア選手
と定義されるでしょう。
ジュニアアスリートの発達度合いについて
ジュニア期においては、年齢(発育期間)の差が、身体的・精神的の差として顕著に現れます。つまり、誕生日の1ヶ月の差で大きく成長が変わるということです。
それが「早生まれが有利」と言われる所以ですね。
さらに脳や臓器、筋肉など、あらゆる成長をしていく中で、それぞれに成長のピークがあるのはご存知ですか?その発育発達の到達度を示したのが「スキャモンの発育発達曲線」です。
神経系型
脳や脊髄、視覚器、頭径など、神経組織の発育、つまりリズム感や体を動かすことに対する器用さの発育を示します。生まれてすぐ急激に発育し、4〜5 歳までには成人の80% 程度、6 歳にはすでに90%に達するとされています。
リンパ型
免疫力を向上させる胸腺、扁桃、リンパ節などのリンパ様組織の発育を示します。つまり、体を守るための免疫系の成長ですね。12〜13 才までに急激に発育し、一旦、成人のレベルを超えますが、思春期を過ぎてから成人値に戻ります。
生殖器系型
男児の陰茎、睾丸、女児の卵巣、乳房、子宮など の発育を示します。出生後は緩やかに伸びますが、思春期に差しかかる12〜14歳あたりから急激に発育します。女子の場合は男子より 2 年程度早くなる傾向があるそうです。また成長に合わせて、同時に男性ホルモンや女性ホルモンの分泌も増加します。
一般型
身長や体重のほか、筋肉、骨格、呼吸器などの発育を示しています。生まれてすぐの時期と12歳頃の思春期に大きな成長が見れます。つまり、発達曲線の伸びは2度あるということです。
このようにジュニアアスリートは年齢によって、さまざまな成長を迎えるのですね。
つまり、それぞれの時期にに合わせて、トレーニングを組んでいくことが大切となるということですね。
ただし、成長は個人差があるので注意が必要!
各年齢においての伸ばすべき能力については、また改めて記事にしたいと思います。
コメント