子ども達の運動能力は1985年あたりがピークだったとされています。それは、外遊びが減ってしまったことも原因の一つもしれませんね。
近年は向上してきているようですが、ピーク時にはほど遠い状態が続いています。
運動能力の低下は「ケガ」にも繋がってしまいます。ケガをしてしまうと練習も満足にできない、試合にも出場できない日々が続き、ジュニアアスリートのモチベーションがどんどん下がってしまいます。
そんなジュニアアスリートには天敵のケガ、日頃から気をつけて防ぎましょう!
本日のトピックス
・ケガをしない体づくりと体のケアは小学生のうちから取り組もう!
・トレーニングの効果を高めることはもちろん、ケガの予防にもストレッチはとても重要!
ケガをしないためには十分なケアが大事
まずは令和2年度、中学生における負傷者数(学年、部位別)の表をまずは見てください。
上半身、または目をケガする子ども達も多いようですが、部位別に見てみると明らかに下半身のケガが多いです。
スポーツにおいて下半身を使わない使わないものはないでしょう。上半身を使わないスポーツもありませんが、下半身から連動させて上半身へ動きを伝えることが大事。スポーツの世界ではよく聞く言葉です。それを考えると、下半身は上半身以上に重要な部位と言えるでしょう。
ケガをしやすい部位であることを頭に入れておいて、予防に努めていきましょう。
高校に上がった時に、同じ量の練習をしてもケガをする選手としない選手がいます。
その違いは
怪我をする選手と怪我をしない選手の違い
- 小学生、また中学生の時に年代に合った体づくりをしてきたかどうか
- 体のケアをきちんとしてきたかどうか
筋肉の疲労が限界まで達するとケガをします。
ケガをしないためには
怪我をしないためには
- 筋肉の疲労に対する限界を高めること
- 練習や試合の前後でストレッチを行いしっかり体をケアすること
小学生の頃から正しいトレーニングと体のケアに取り組むこと、自己管理の意識を高めてあげることがとても重要になってきます。
成長期のジュニアアスリートこそ、しっかりストレッチをしよう!
成長期に当たる小学生は、骨が縦方向に伸びる特徴があります。これに対し筋肉が成長するスピードは骨ほどではないため、骨の成長に筋肉の成長がついていけないという現象が起こります。
また、筋肉が硬い状態でトレーニングを行っても十分な効果を得ることができません。そして筋肉を使うと疲労物質が作られて、これが蓄積されると疲れやすくなります。
よって
ストレッチで筋肉を柔らかくすることは、ケガの予防、疲労回復だけでなく骨の成長を助けることにも、トレーニングの効果を高めることにも繋がる
ケガをすることは、本人だけでなくチームスポーツならば仲間たちも辛い思いをしますよね。
しっかり体をケアしながら、ケガをしない体づくりを心がけてスポーツを楽しみましょう!
参考「子供の運動能力が高まる 体幹バランストレーニング」木場克己 著
子供の運動能力が高まる「体幹バランス」トレーニング (遊び感覚で、ケガをしない体をつくる)
著者:木場克己
長友佑都選手(インテル)のパーソナルトレーナーによる初の子供向けトレーニングマニュアル。
運動神経が最も発達する小学生の時期に、体幹バランスを鍛えるメニューを写真で紹介。
遊び感覚で楽しみながら実践すれば、スポーツ万能になれる。
ナビゲータは『キャプテン翼』の作者・高橋陽一氏によるキャラクター「太寛くん」。昨日までのキミとは違う体になれる!
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