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自分の体をもっと知ろう!ジュニアアスリートも必見「うで体とあし体」あなたはどっち?

トレーニング

野球に全く触れたことのない私ですが、中学硬式野球チームで練習に励む息子のために、何か役に立つことはないかと日々考えています。

そんな折、息子の所属する野球チームの監督より勧められた書籍「あなたは、うで体?あし体?」

あなたは、うで体?あし体?
鴻江寿治著「あなたは、うで体? あし体? 3秒で体がわかる、人生が変わる」

アスリートコンサルタントの鴻江寿治氏が唱える「骨幹理論」というものでした。

今回はこの理論を取り入れたことにより変化、進化した野球少年のお話です。

今日のトピックス

「うで体」「あし体」どちらの型かを知りそれぞれの特徴に合った体の使い方を学ぶことで、本来誰もが持っているポテンシャルを引き出すことができる

骨幹理論で日々の暮らしも豊かにできる!

目次

骨幹理論とは?

トレーニング_20220314

プロ野球で活躍する千賀滉大投手や菅野智之投手、オリンピック金メダリスト、ソフトボールの上野由岐子投手が師事しているアスリートコンサルタント鴻江寿治氏が考案した理論です。

それは腕を主体として体を動かす「うで体」、足を主体として体を動かす「あし体」の2種類に人の体は分かれている、というもの。

体を動かす際に、腕を動かしてから体全体を連動させるのか、足から動かして体を連動させるのか、と考えて良いかと思います。

例えば野球の投手ならば腕を振りかぶる、または少しでも腕を動かしてから投球動作へ移るスタイルを「うで体」足を上げてから、または軽く足踏みするような動作を入れてから投球するスタイルが「あし体」の特徴となります。

うで体の特徴

「うで体」の特徴は背骨が前に丸まった状態の、いわゆる”猫背”です。本人が気づいていない所で、背筋が前傾し、両肩のラインも並行のつもりが左肩が上がり左腰も開いています。うで体の人は肩こりに悩まされることが多いようです。

こうした特徴の人は、何かの動作をする際は上半身、主に手・腕から動き始めたり手でタイミングを取るようにすると本来の能力を発揮しやすくなるとのことです。

私も、私の息子も調べてみると「うで体」でした。

上記のように私も、息子も「うで体」の特徴に当てはまります。確かに普段から「背筋が曲がっているぞ」とお互いに注意しあっています。。。

では「うで体」であることを知り、それを野球にどう活かしていくか。

息子は右投げ左打ちの選手です。投球する時、手・腕を意識的に動かしてから投球動作へ移ります。左腰が開いているのも特徴ですので、下半身は円を描くような形で開くようにしました。そのフォームに少し慣れてきた頃、球速を計測すると最大3km/h、ボールの回転数も増していました。

バッティングではどうでしょう。手・腕から動作する意識は同じですが、今度は左打ちになりますので腰の開き方が投球とは逆になります。上げる右足を左側へ閉じたままステップして打つようにした所、どうやら本人も手応えを感じたようです。

通算打率1割台の貧打から、.374まで打率を上げるまでに至りました

現在メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手も「うで体」ではないかと見ています。彼の投げ方、打ち方それぞれ腰の開き方を見てみるとその特徴に当てはまるので、そう思いました。

陸上の世界では、ウサイン・ボルト選手はスタート時に腕でタイミングを合わせて走り出していることから「うで体」と鴻江先生は見ていらっしゃるようです。うで体の人は走る時に参考にしてみてはいかがでしょうか

あし体の特徴

先ほどの「うで体」とは全て逆になる「あし体」。猫背のうで体とは逆に、上半身が後方へ反り返っていて自然と右肩が上がりやすいことが特徴です。

「あし体」の人が動作を行う時は、下半身、主に足から動作を行うよう意識することで本来の能力を発揮しやすくなるとのことです。

あし体の特徴を持つプロ野球選手には、ソフトバンクホークスに所属している千賀滉大投手(右投げがいます。彼の投球動作は右のかかとをポンっと軽く踏んでから連動させています。あし体の特徴である腰が右側へ開いていることから、千賀投手の左足はくの字を描くように右側へ曲がった状態からキャッチャー方向へ踏み出しています。同じような下半身の使い方をする特徴の選手には千葉ロッテマリーンズの、最速163km/hの豪腕、佐々木朗希投手も「あし体」ではないかと見ています。

うで体とあし体、自分はどっちだろう?セルフチェック!

ラグビーをする子ども

フラつくのはどっち?

目を閉じてその場で足踏みをしてみて、左側へフラつくのは「うで体」、右側へフラつくのは「あし体」です。

足を組みやすいのはどっち?

右足「うで体」、左足「あし体」です。

体を前後に、どちらが曲げやすい?

後屈するのが得意なのは「うで体」、前屈するのが得意なのが「あし体」です。

他にもチェック方法はあります。興味のある方は書籍の方でチェックして見てください。

自分の特徴を知ってケガの予防にも役立てよう!

うで体の人に起こりやすい症状として

肩こりが起きやすい
●左の背中が張りやすい
●左ハムストリングを張りやすい
左足首を捻挫しやすい
●左すねが張りやすい
体の左側をケガしやすい

あし体の人に起こりやすい症状として

腰痛が起きやすい
●右の背中が張りやすい
●坐骨神経痛になりやすい  
右足首を捻挫しやすい
●ふくらはぎをつりやすい
●体の右側をケガしやすい

それぞれこういったケガが起こりやすいとのことです。自分の特徴を知って、普段から体のケアに気を配りケガの予防につなげてもらえたらと思います。

骨幹理論は日々の暮らしの中にも取り入れたい!

安眠する女性

普段から体をケアすることにも目を向けたい所ですね。その中で睡眠はとても重要です。寝具選びにも骨幹理論を取り入れてみましょう。

骨盤や首、背骨などがゆるんでいる「うで体」は、ゆるみすぎないように硬め&高めの枕、硬めのマットを選ぶと良いとのことです。

体全体が詰まっている「あし体」はゆるめるように柔らかめの枕、柔らかいマットを選ぶと良いとのことです。

体の特徴を活かすためにも、ケガなど予防するためにも「自分を知る」ことはとても大事なことだと学びました。

体を作ることも、守ることも。研究をしてこられた方のお話に耳を傾けながら、子ども達の、これからの輝かしいスポーツライフのために活かしてあげたいと思います。

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この記事を書いた人

野球少年の父。

音楽家、講師、映像クリエイターとして活動中。
中国の民族楽器、二胡の専門誌にて1年間執筆していた。
旅と温泉好き。

身体の弱かった息子と共に体幹トレーニングを学び、親子二人三脚で奮闘中!

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