「他の友達より小さくて、本当に大きくなるの?」
「うちの子は身長は大きいけど、なんだかノロい。。。」など
同年代と比べて、不安になることがありますよね。
子どもの成長速度は人ぞれぞれで、およそ2〜3歳、最大で4歳の違いが生まれる可能性があるそうです。
当然、その成熟度合いによって、育成方法も違ってきます。
その成長の基準となるのが、「Peak Height Velocity(PHV)」なんです。
日本では暦上の年齢で考えがちですが、本来は生物学的成熟度合を知ることがとても需要です。
Peak Height Velocity(PHV)とは、もっとも身長が伸びる時期
Peak Height Velocity(PHV)とは、身長の伸びが最も多くなるタイミングを指し、平均的には女子が11歳頃、男子が13歳頃と言われています。
下記は女子の身長と成長速度曲線を表したものです。
PHVの年齢は、予測成人身長の91~92%に達したときに起こると示唆するデータがあるそうです。PHVの前後1年間を成長スパートの期間とみなし、成長スパート前・中・後をバイオバンディングの基準としても使用できます。
バイオバンディングとは、暦年齢ではなく、身体の大きさや成熟度を基準としたグループに分けることです。グルーピングすることで、その子に合った育成を促すことができるのです。
PHVから約6年後に身長発育は終わると言われています。つまり、平均的にみて女子は17歳、男子は19歳くらいです。
PHVの年齢は、早熟・晩熟の基準としても使われます。平均よりも1年以上早く身長が急に伸びることを「早熟」、1年以上遅いことを「晩熟」と言います。
特に日本では、晩熟の子どもが優遇されにくい環境があるため、現在、各スポーツ界において問題視されています。日本のジュニアは強いのに、なぜか大人になると世界に抜かれてしまうという事実の原因のひとつもこれです。
まずは子どもPHVを調べてみることから始めましょう!
下記サイトからチェックできますので、ぜひ。
University of Saskatchewan「Growth Utility Programs」
https://wwwapps.usask.ca/kin-growthutility/phv_ui.php
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