うちの息子は中学時代、クラブチームでサッカーをしていました。当時、必ず持って行くようにコーチから言われていたのは、「オレンジジュース」と「おにぎり」です。
ジュニアアスリートが効率よく栄養をとるためには、「補食」が重要なカギを握るといわれています。
今日は「補食」について考えてみましょう。
本日のトピック
・ジュニアアスリートの疲労回復には補食がお勧め
・練習直後に食べたいのは、おにぎりとオレンジジュース!?
おにぎりとオレンジジュース
サッカーのクラブチームには、かなり遠方の子どもたちも通っていました。
1時間弱、自転車をこいで通う子や電車に乗って通う選手も多く、練習が終わって家に帰るのは21時を過ぎるという日も少なくありませんでした。
帰宅後、夕飯を食べるのですが、21時頃まで何も食べずに・・・というのは育ちざかりの中学生には酷な状況です。
夕飯は家で食べるとしても、小腹の減りを少しでも紛らわせるために、ほとんどの選手が持ってきたパンやおにぎりを食べていました。
そんなある日、息子から
「これから毎日、100%オレンジジュースとおにぎり持っていくねんて」
と言われました。練習後すぐ、帰る前におにぎりとオレンジジュースを食べる(飲む)ためです。
練習後、何も食べずに帰宅するのはよくない。
その理由は……
補食が「集中力」と「疲労回復」に重要な役割を果たしている
からです。
練習で消費したエネルギーを補うための補食
コーチは子どもたちに
オレンジジュースはビタミン
おにぎりは炭水化物
練習で消費したエネルギーを、練習後にすぐチャージすると早く疲れがとれる。
家で食べるごはんは、身体を大きくするためのもの。
と説明したそうです。
お腹が減っているからおにぎりを食べるのではなく、
練習で消費したエネルギーを補うのに必要な分だけ食べる
中学生には、この説明で十分だと思いませんか?
ジュニアアスリートにとって「補食」の果たす役割
1個のおにぎりと1杯のオレンジジュースの果たす役割は少なくありません。
・練習で消費したエネルギーを補う
・疲労回復を促す
という2つの意味があります。
息子たちのチームでは、おにぎりとオレンジジュースでしたが、これに限ったことではありません。
では、どういったものを食べるのがいいのでしょうか。
ジュニアアスリートが「補食」で摂取すべき栄養素
まずは、炭水化物です。
炭水化物はエネルギー源となりますので、おにぎりはぴったりなメニュー。
もちろん、コンビニでパンや肉まんなどを買ったっていいと思いますよ。
そして、ビタミンやミネラルが豊富なものも一緒に。
オレンジジュースでなくても、アミノ酸やビタミンがとれるゼリー飲料などでも良さそうです。
練習後にすぐ補食を食べて、疲労回復
激しい練習をしても、「若いから寝るだけで大丈夫」と思っていた私にとって
子どもの食事のことをきちんと考えようと思うきっかけになりました。
ちなみに、うちの息子は、海苔なし・具なしのシンプル塩むすびが大好きでした。高校時代は、お弁当以外に真っ白おむすびを5~6個持って、練習前・練習後に食べていました。梅干しなどを入れると、ベストだと思いますよ!
次回は、練習前に食べたいものについて考えてみましょう。
それでは!
前回の「ジュニアアスリートの身体を作る食事について」の記事はこちら↓
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