食べ盛りのジュニアアスリートに毎日何を食べさせるべきか、毎日頭を悩ませている親御さんも多いと思います。特に、試合でベストパフォーマンスを発揮するために、試合前に子どもに何を食べさせるのかは気になりますね。
試合当日は、「消化のいいものを食べる」ということは、多くの方がご存じだと思います。
朝から食べ過ぎて動きにくかった……。
逆に
お腹がすいて動けなかった……。
そんなことで、十分なパフォーマンスを発揮できなかったとしたら、残念すぎます!
今日は、ジュニアアスリートのベストパフォーマンスのために知っておきたい食事の内容について考えてみたいと思います。
本日のトピックス
・糖質(グリコーゲン)を体内に蓄える「グリコーゲンローディング」を実践
・試合の3日前から前日にかけてごはんやパン、パスタを多めに摂取
・試合当日は3~4時間前に朝食を済ませる
グリコーゲンローディング(カーボローディング)とは?
1週間くらい前から意識したいのは、筋肉にエネルギーを蓄えることです。エネルギーは蓄えられた糖質と脂質を燃焼することで生み出されます。
グリコーゲンは糖質のこと。代表的なものはごはんやパンなどの炭水化物ですね。
糖質といえば、私などが思い浮かべるのは「糖質オフダイエット」です(笑)。ごはんやパン、パスタ、うどんなど、主に炭水化物をあまり摂取しないように食事をコントロールして、ダイエットに挑戦しましたが、なかなかうまくいきませんねー。
話がそれましたが、万全の体制で試合に臨むためには、運動エネルギーとして利用することができるグリコーゲンを体内に蓄える必要があります。
実は私、この理論は知っていましたが「グリコーゲンローディング」という名前がついていることは知りませんでした(苦笑)。要は、糖質をしっかりとって、試合当日のエネルギーを蓄えるって話ですね。
グリコーゲンローディング(カーボローディング)とは
グリコーゲンを身体に貯めて、エネルギーとして使用するための栄養摂取方法のことです。
試合の3日前から前日にかけて気を付けること
3日ほど前から普段の食事より、糖質を増やします。脂質は減らして、ごはんやパンパスタ、うどんなどを食事全体の6~7割まで増やしましょう。
加えて、試合の前日に注意するのは、消化不良にならないメニューにすることです。
避けておきたいメニューは
・お刺身などの生もの
・揚げものなどの脂っこいもの
・食べ慣れていないもの
など。
「試合に勝つ!」などと言って、豚カツをがっつり!なんてメニューはNGですね。焼き魚、煮物、みそ汁、ごはんなど、一般的な和食メニューなどがお勧めでしょう。
試合当日のタイムスケジュール
ギリギリまで寝ていたいので、朝ごはんは家を出る直前に食パンを1枚かじるだけ……なんてこともあるかもしれませんが、できれば試合当日は、3時間から4時間前に朝食を終わらせておいたいものです。
例えば、10時に試合開始だとします。1時間前に集合するとして、会場までの移動に1時間かかるなら、家を出発するのが8時です。用意や食事の時間を考えたら、最低でも6時半くらいには起きて、7時には朝ごはんを食べ終えておく必要があります。
6:30 起床
7:00までに 朝食タイム
9:00までに 補食
10:00 試合開始
スケジュールはこんなイメージです。補食は、おにぎりやバナナ、ゼリー飲料などがいいでしょう。
種目によって、パワーを発揮しやすいメニューなどには違いがありますが、今日お伝えした内容は、ジュニアアスリートが意識したい共通の内容です。
お子さんの試合の数日前から、食事の内容をぜひ意識してみてください。
では!
前回の「ジュニアアスリートに必要な食事~疲労回復に重要なのは補食」の記事はこちら↓
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