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保護者・指導者に読んでほしい! ジュニアアスリートとの関わり方〜とある保護者の声の掛け方〜

ジュニアアスリートとの関わり方

なんだ今の試合!?練習してきたことが、なんでできないの!?

試合後の子どもに対し、頭ごなしに非情な言葉をかけたことがありました。

言ってすぐに反省。。。

うまくいかないことなんて、大人でもたくさんあるのに。

私が子どもとの関わり方に悩んでいるのを見て、同じテニスのジュニアプレーヤーを持つ先輩パパさんがメッセージをくださいました。

それは、その方が日頃から子どもへの声かけで大切にされていることでした。

今回、特別に許可をいただいたので、私の備忘録のためにも、メッセージ全文をご紹介したいと思います。

目次

ジュニアアスリートへの声の掛け方 とある保護者の取り組み方

ジュニアアスリートと保護者_声の掛け方

ジュニアアスリートから語らせる

テニスはいざ試合となり、コートに入ると自分一人で戦わないといけません。

対戦中は誰からもアドバイスを受けることはできません。

まさしく「コート上で頼れるのは己のみ」となる競技と言えます。

よって自分で考え、解決していける力を養っていく必要があります。

もちろん勝ち負けを繰り返し、反復・復習することで養っていくべきことです。


私が自分の子どもとの会話で、気をつけていることは以下のことです。


試合後は必ず、「どうだった?」「どう思った?」と質問し、まずは選手(子ども)から先に語らせることです。


もちろん負けた後は泣いたり、ただ「悔しかった」だけの時もあります。

少し時間をかけてでも必ず先に試合の内容や感想を語らせます。


要するに「自分自身で振り返らせる」のです。


これは日々のレッスン後の会話でも心がけています。

レッスンの中で、「何がよかった?」「何ができた?」を質問・聞くようにしてます。


大人でも仕事や与えられた役割などで、否定されるって辛くないですか?


「どうしてあそこでミスしたの!」

「あんな打ち方じゃ勝てないよ」

などのコメントは選手としては辛いです。少なくとも私は・・。


なので、まずはできたことに目を向けてふり返り、会話を始めます。

チャレンジしたことを肯定する

ジュニアアスリート_親子_寄り添う

ジュニアでも立派な選手です

そこはリスペクトして、私もプレーしてきた立場として「共感」するようにしてます


「できた」と感じたことに対しては称賛し、今後も継続できるように後押しします


本人は「できた」と感じたが、実際にはまだ及んでいないことに対しても一旦は否定しないようにします。

それは次から自分から発言できなくなってしまうからです。



子どもなりの言葉で発言した後、こちらが伝える番です


親としても「伝えるべき点やプレー」を覚えておき、会話の中で伝えます。

くどいですが先に選手です。

良かったプレーを伝え、勇気を引き出す

ジュニアアスリートとの関わり方_メモ

伝える手段としてビデオやアプリを利用されている親御さんもおられますが、私はメモ帳に良かった点や気になる点を書き残しています

コメント横にはスコアを書いておいて、できるだけリアルタイムで書きます。

私自身が忘れやすいというのもありますし、場合によっては子どもにも見せながら会話します。

そのメモにも必ず、「good!」「失点したがナイスチャレンジ」のプレー・コメントを含めておきます

もちろん修正するべき点もありますし、その比重は試合によって違います。

接戦になると書き残してる場合ではなくなりますが。笑

そうすることによって、「チャレンジする勇気を引き出す」ようにしています

もちろんトーナメント前にも「どうしたいのか?」を聞いておいて、できたことに対しては褒めてさらに考えることを促してます

ジュニアアスリートとの関わり方_自己効力感

ジュニアアスリートが自身のためにプレーができるように促す

自分もプレーしていたので選手として「共感」し、できるだけ柔らかな言葉としてヒントを与えています。

ヒントといっても上記で述べてきたように「質問」という形で一緒に考えているスタイルを取り、お互いに次に向けて目標や取り組むことを理解し合うようにしてます


親が感情的に先にプレー・試合を総括すると、選手は自分で考えなくなります。

そうなると「親の顔を見てプレー」、「親のためのテニス」になってしまいます。



コートで自ら考え、勝利を目指す選手になれるよう、これからも選手(子ども)と会話・共感していきたいと思っています。親としては胃が痛い試合が続くと、こちらも辛いのですが・・。笑

あくまで私の考え・今も試行していることになりますが、参考になれば幸いです。

大人がジュニアアスリートにできることは!?

ジュニアアスリートとの付き合い方_声かけの方法

いかがでしたでしょうか?

本気で取り組んでないとここまでできないですね。

親として、とても大きな学びをいただきました。

私が同じようにすると、息子は嬉しそうにテニスの話をするようになりました。

大人が変われば、子どもも変わるんですね。

ただ大人も完璧になる必要はなく、時に感情的になる時があったとしても、その都度、「誰のためのスポーツだっけ?」「大人の役割はなんだっけ?」と立ち止まって考えるきっかけにしていただければと思います。

よければ皆さんの取り組み方も教えてくださいね。

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この記事を書いた人

ジュニアテニスプレーヤーを子どもに持つ父親。

広告・PR会社に勤務。国家資格「キャリアコンサルタント」を有し、スポーツキャリアに関する取材を展開。

4万部の情報誌『エンタメニュース』で「キャリア教育を受けていない大人たちへ」を連載中。「キャリアタイムズ」の編集長を務める。

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