息子は高校時代、本人は本気で「全国高校サッカー選手権」に出場することを目標に、毎日練習に明け暮れていました。(もちろん、親のほうも本気で全力応援しておりました(^^;)
一つ上の学年に、どちらかというと細マッチョな先輩がいました。その子のママに話を聞くと、貧血の症状があって、症状を改善するために、いろいろなものを試した中で「甘酒」が効果的だったそうです。
何となく、「甘酒は体にいい」と知っていましたが、貧血に効果があることも知りませんでしたし、そもそもあんなに素晴らしい体格をした男子が貧血だったということにも驚きました。
今日は「貧血防止に甘酒が効果的」というお話です。
本日のトピックス
・実はジュニアアスリートに多い「貧血」
・貧血予防には、飲む点滴「甘酒」が効果あり
鉄分の不足から貧血症状に
私は高校時代、剣道部に所属していました。もともと貧血をよく起こしていたので、母が「鉄分を摂取させたい」と思ったのでしょう、レバーを甘辛く炊いたものをよく食べさせられていました。
調べてみると、貧血は血液中のヘモグロビンが低下して引き起こされるようです。ヘモグロビンが少なくなると、酸素の供給量が少なくなり、持久力の低下に直結します。
特に夏場は、ヘモグロビンの原料となる「鉄」が汗と一緒に排出されてしまうことから、貧血になりやすいといわれています。
私の母が「鶏レバー」を使ったメニューを頻繁に作ってくれたのは、理にかなっていたわけです。
鉄分の不足から貧血に!
アスリート貧血が多い、サッカー選手と陸上選手
JFAのページに
各種目ジュニア選手の貧血の割合という資料があり、
「育成年代の選手では女子8.8%,男子35%の選手が貧血を認めると報告されている」と記載がありました。
この数字はかなり衝撃的だと思いませんか?
高校生になると発症率は下がっていくようですが、
息子の先輩のケースも、決してめずらしいことではなかったということです。
育成年代のジュニアアスリート
女子8.8%、男子35%のサッカー選手が貧血!
甘酒の栄養成分
「酒」と聞くと、「アルコールが入っているのでは?」と思ってしまいますよね。
甘酒には、酒粕から作ったものと、米麹から作ったものの2種類があります。酒粕から作ったものは、やはりアルコールが含まれているため、ジュニアアスリートに飲ませるわけにはいきません。
ここで取り上げるのは、米麹から作った「甘酒」のことです。
お米から作れるので、今ほどさまざまな栄養ドリンクが出回るまでは、栄養を補給する飲み物として定着していたようですね。
まさに、日本伝統の発酵飲料「飲む点滴」は、液体なので体内にも素早く吸収されることから、即効性があるのも魅力的ですね。
息子の先輩の場合は、朝ごはんのときに、1杯の甘酒を飲むことを習慣化させてから、貧血の症状が改善されたそうです。
栄養素としては
・免疫力を向上させる必須アミノ酸
・糖質をエネルギーに変えるビタミンB群
・ブドウ糖
・ミネラル
などが豊富な甘酒。
甘酒の作り方
作り方はこんなかんじです。
1. 柔らかめにごはんを炊く
2. 水を加えて冷ます
3. 米麹を投入
4. 濡れふきんをかけて8時間保温
5. 完成!
手作りももちろんいいのですが、最近は1回飲み切タイプのものなどが手頃なお値段で販売されています。
もし、ヨーグルトメーカーなどをお持ちでしたら、それを使えば簡単に作ることができるようです。
以下のページなどで作り方が紹介されているので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
ヨーグルトメーカーで作る甘酒レシピ
甘酒は自然な甘みがあり、案外飲みやすいようで、うちの息子も小さなコップに1杯程度の甘酒を飲むようになりました。(手作りのものではありませんが)
ジュニアアスリートの貧血症状に頭を悩ませているなら、甘酒を試してみてはいかがでしょうか?
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